なぜアイソレーションが欠かせないのか?

音響機器がもっとも悪い影響を受けるコモンモードノイズ。

発生の大きな原因は、電源のニュートラル端子が電柱で強制的に接地されているためです。

すでに2芯コンセントに機器を接続しただけで、大地との関係性を持ってしまう事になります。

また複数の機器をライン接続した場合、シャーシ間を電位差によるループ電流が発生します。

よって電源を介して立派なノイズの還流ルートが出来てしまいます。(図参照)
さらに接地極付きコンセントに機器を接続した場合、2〜3重接地する事になり、ノイズループがひどくなる事が分かります。

解決策としてアイソレーションの技術が必要になります。
商用電源からアイソレーション(切り離し)します。これはTX内部のWBトランスで行ないます。
電気的に切り離された電力は、先に述べた「電柱で大地に接地された」状態からも当然切り離されます。

この状態を [floating=浮く] といい、大地との関係性を持たなくなった電力には極性も存在しなくなります。
電源側から還流(ループ)することが無くなり、不要なコモンモードノイズも発生しない仕組みです。今まで、コンセントを取るだけでノイズの入り口が出来ていたわけですが、アイソレーションをすることにより解決します。
保安接地が必要な場合でも、機器グラウンド状況を明瞭化+整理できるわけです。

TX-2600Fから出力される電力は、アイソレーションによってコモンモードノイズから解放され、さらにCSE社選定の高性能WBトランスにより、よりエネルギッシュなパワーを発揮します。

「ノイズ」と「音質」の2面性に優れた、音楽にふさわしい電源と言えます。

TXF-2600は既に多くのアーティスト現場の楽器主電源、音響会社の主電源、スタジオの主電源としての 納品実績を持っています。






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